
PERSON
フードクリエイター
結婚・出産を機に
新たなキャリアを選択。
変化を力に、
自分らしい働き方を築く
ロールモデルに。

PERSON
フードクリエイター
結婚・出産を機に
新たなキャリアを選択。
変化を力に、
自分らしい働き方を築く
ロールモデルに。

PERSON
エー・ピーの人
結婚・出産を機に
新たなキャリアを選択。
変化を力に、
自分らしい働き方を築く
ロールモデルに。
本社マーケティング部
ぬでじま さおり
橳島 さおり
「顧客と現場目線を大切にする仕掛け人」
2013年入社。大学では国際協力を学び、カンボジアでのボランティア活動にも参加。社会課題の解決を志していた彼女が、なぜ飲食業界へ進み、今はマーケティングの最前線で活躍しているのか。結婚・出産というライフステージを経た今、柔軟な働き方とともに、自分らしいキャリアの可能性を広げ続ける彼女のストーリーをご紹介します。

“現場で働いた経験”こそ最大の強み──顧客目線を起点に新しいキャリアへ
私のマーケティングの原点は、塚田農場の現場にあります。入社して最初に配属されたのは、品川店。平日はサラリーマン、週末はファミリー層と幅広いお客様にご利用いただく繁盛店でした。ある日、ファミリー層のお客様から「私たち、ここに来てもよかったのかしら」と声をかけられたことが、今でも印象に残っています。
当時の私は、食材・調理・接客のすべてに自信を持ち、食材の魅力を最大限に引き出す商品開発にも力を注いでいました。とはいえ、店内はサラリーマン向けの居酒屋のような雰囲気があり、ファミリー層の方々にはやや入りにくい印象を抱かせてしまっていたのです。この出来事が「誰に、どんな価値を届けたいのか」を深く見つめ直す大きな転機となりました。
それがきっかけで、より幅広い客層に私たちの料理を楽しんでもらいたいという想いが強まり、塚田農場にとって初のロードサイド店である高崎店への異動を志願しました。その後は、富山・郡山・仙台・小山など、さまざまな地域・客層の店舗で経験を重ね、副店長・店長・スーパーバイザーを担当。自分の強みであるアルバイト教育にも力を入れました。
ただ商品を提供するだけでなく、お客様の目線で「どうすればもっと美味しく、価値ある体験として届けられるか」を常に意識し、接客や提案に工夫を凝らしてきました。実際に現場で直接お客様の声を聞き、地域ごとの特性やスタッフの想いに触れる中で、最も大切なのは「現場目線」と「顧客目線」だと実感するようになったのもこの時期です。

結婚・出産を機にキャリアチェンジ。現場の経験を糧にマーケティングの世界へ。
現在のマーケティング部に異動したのは2019年。キッカケは結婚でした。家庭と仕事を両立を視野に入れたいと上司に相談したところ、現場経験を活かしてマーケティングにチャレンジしてみないかと声をかけていただいたのです。これまで私は塚田農場の都内から北関東、東北まで複数の店舗で勤務し、副店長・店長・スーパーバイザーとして現場の最前線に立ちながら、若手育成にも携わってきました。充実した日々だったからこそ、ライフイベントを経ても“辞める”という選択肢はなく、社内で新しいキャリアを築く道を選びました。
マーケティングの現場では、これまでの店舗経験が大いに生かされています。例えば、四十八漁場では、クリスマス企画として「48秒間牡蠣盛り放題」というイベントを企画。現場目線で、「お客様の印象に残る体験」であることはもちろん「スタッフが楽しく盛り上がるイベント」であることを意識して設計したこの施策は、SNSでも話題となり、しっかり集客へとつながりました。
現在は、各ブランドの集客キャンペーンやSNSアカウントの運用を担当。XやInstagramのユーザー層の違いを踏まえた発信やLINEクーポンの活用、そしてコストや現場の負荷も考慮したプロモーション設計など、常に“現場とお客様をつなぐ”視点を大切にしています。
こうして、家庭と仕事のバランスを取りながら、自分らしいキャリアを築けるこの環境に、心から感謝です。

ライフステージの変化に、寄り添い支えてくれる仲間と職場がここにある。
入社して10年。改めて感じるのは、エー・ピーホールディングスには本当に人の魅力が溢れているということ。忙しい時でも周囲を気にかけてくれる店長、どんなことでも相談できる先輩、同じ目標に向かって頑張る仲間たち。そんな人たちと一緒に、「お客様のために何ができるか」を本気で考え、カタチにしていける環境が合ったからこそ、自分自信も成長を続けてこれたのだと思います。
今では、2人の子供を育てながら仕事に取り組んでいますが、ライフステージが変わっても自分らしいキャリアを築き続けられているのは、家庭の事情にも理解を示し、最善の環境を一緒に考えてくれる社風のおかげ。子どもの急な体調不良のときはリモート勤務を使わせてもらえるなど、柔軟な働き方ができることにとても助けられています。
また、今でも同期とのつながりがあり、定期的に近況報告をし合うなど、お互いに刺激を与える関係が続いているのも大きな励みです。ライフステージに応じて働き方が変わっても、仲間とともに前を向いて栄町で切る――そんな環境が、ここにはあります。

今後は店舗経験者がSNSマーケティングに活かせる体制を整え、現場からブランドの魅力を発信していきたいと考えています。そして2025年からは、社内の「接客の旗揚店プロジェクト」に教育担当として挑戦することが決まりました! 店長やスーパーバイザーとして現場に経ってきた経験を評価いただき、新たに接客教育やアルバイト育成を担うことになります。自分が一番情熱を注いできた「育成」に、会社全体で関われることが、今から楽しみです。
プライベートを楽しみにしながらも、新しい挑戦の機会を与えてくれるのがこの会社の魅力。ライフステージが変わっても、「もっと働きたい」という気持ちを諦めずにいられる。そんな環境を、私自身がこれからも作っていきたいと思ってい ます。
